バイエルン・ミュンヘンに所属するイングランド代表FWハリー・ケインが、理想のストライカー像について語った。
現在30歳のケインは、長らくトッテナムとイングランド代表のエースを務めてきた。イギリスメディア『ESPN UK』の公式X(旧ツイッター)が投稿した動画内で、ケインは自身が理想的と考えるストライカー像についてコメント。「動き」「スピード」「ヘディング」「フィニッシュワーク」「強さ」「ドルブル」「連係プレー」「運動量」の8項目における最高の選手を挙げた。
ケインの回答は以下のとおり。
■「動き」
エディンソン・カバーニ(ウルグアイ代表/ボカ・ジュニアーズ)
■「スピード」
クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル代表/アル・ナスル)
■「ヘディング」
ピーター・クラウチ(元イングランド代表)
■「フィニッシュワーク」
ハリー・ケイン(イングランド代表/バイエルン)
■「強さ」
ディディエ・ドログバ(元コートジボワール代表)
■「ドルブル」
キリアン・エムバペ(フランス代表/パリ・サンジェルマン)
■「連係プレー」
ウェイン・ルーニー(元イングランド代表)
■「運動量」
ジュード・ベリンガム(イングランド代表/レアル・マドリード)
この回答に注目したのが、韓国メディア『OSEN』だった。今夏にバイエルンへと加入したケインは、それまでトッテナムで韓国代表FWソン・フンミンと2トップを組み、数多くのゴールを奪ってきた。その“元相棒”の名前が、今回の「理想のストライカー像」になかったのだ。
『OSEN』は「間違いだろう? ケインはソン・フンミンの名前を挙げなかった。トッテナム時代に阿吽の呼吸でプレミアリーグ史上最高のデュオと呼ばれたが、元相棒に言及することはなかった」と報じた。
トッテナム専門メディア『Spurs Web』も、ケインの回答を驚きを持って伝えている。
「『スピード』と『運動量』の項目ではソン・フンミンが入ってもおかしくないし、少なくともどこか一項目には該当するだろう。ケインがどういった意図で人選したのかが分からない。特に深い意味はないと思うが……」
『OSEN』は『Spurs Web』の論調を伝えつつ、「現地(イングランド)でも深く考えないほうがいいと伝えている」と締めくくっている。