元チェルシー監督のポッター氏がスウェーデン代表監督の打診を断る 本人の希望はクラブチームの指揮か

写真:現在はフリーのポッター氏

元チェルシー監督のグレアム・ポッター氏がスウェーデン代表監督就任の打診を断ったという。

スウェーデン代表はUEFA EURO 2024予選で敗退し、本大会出場の望みが絶たれている。スウェーデンサッカー協会は10月に、UEFA EURO 2024への出場を逃したことを受け、ヤンネ・アンデション監督が退任することを認めていた。アンデション監督は、11月20日に行われたUEFA EURO 2024予選のエストニア戦まで指揮を執り、その後監督の座を退いた。

スウェーデンサッカー協会のアンドレア・ミラーバーグ事務総長は、10月に受けた地元テレビ局の取材でポッター氏が後任候補の1人になっていると明らかにしていた。しかし、ポッター氏はスウェーデンサッカー協会からのアプローチを断ったと、スウェーデン紙『Aftonbladet』が報じている。

現在48歳のポッター氏は代表チームの監督ではなく、クラブチームの監督に戻ることを希望しているという。ポッター氏に断られたスウェーデンサッカー協会は、スウェーデン1部リーグのBKヘッケンで監督を務めるペル・マティアス・ヘグモ氏に白羽の矢を立てたという。

ポッターは現役時代、主にイングランドの下部リーグでプレーをし、引退後は指導者への道に進んだ。2010年の12月にスウェーデンの4部リーグのエステルスンドの監督に就任。そこからチームをわずか5年で1部リーグに引き上げ、UEFAヨーロッパリーグ(EL)でも快進撃を見せた。2018-19シーズンにスウォンジーの監督に就任し、翌シーズンにはプレミアリーグのブライトンの監督に招聘され、チームを躍進に導いた。2022年9月にチェルシーに引き抜かれたが、7カ月後に成績不振により監督を解任され、現在はフリーの状態が続いている。

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