岡田監督「私事ですが」優勝パレードのスタート地点への思い

『阪神タイガース、オリックス・バファローズ優勝記念パレード』が11月23日、大阪・御堂筋で開催。午後におこなわれた阪神タイガースのパレードでは、岡田彰布監督と近本光司選手がファンに感謝の気持ちを伝えた。

「ココからスタートするのは非常に光栄。感動の気持ちでいっぱいです」と話す岡田彰布監督(11月23日・大阪市)

18年ぶりのリーグ優勝、38年ぶりの日本一を勝ち取った阪神タイガース。セレモニーで花束を受け取った岡田監督は、「1年間声援をもらってAREを達成でき、最高の形で1年間を締めくくることが出来た。みなさんの応援に感謝とお礼の気持ちをもって、1日パレードしたい。1年間後声援ありがとうございました」と挨拶すると、沿道からも大きな歓声と拍手があがった。

また、パレードのスタート地点に隣接して建つ商業施設「淀屋橋odona」は、1990年に閉校した「大阪市立愛日小学校」の跡地。岡田監督は同小学校が母校だったことを明かし、「私事ですが、60年前に6年間小学校生活をすごした地。ココからスタートするのは非常に光栄に思うし、感動の気持ちでいっぱいです」と感慨深そうに建物を見つめた。

暖かく快晴となったこの日、御堂筋の沿道にはパレードを一目見ようとたくさんの阪神ファンが並んだ。熱心なファンも多く、大きな望遠レンズが装着されたカメラで待機する人や、派手な仮装で盛り上げるファンの姿も見られた。

そして、パレードが開始するとスピーカーから『六甲おろし』が流れ、ゆっくりとバスがスタート。沿道に並んだたくさんのファンから大きな声援や手を振られ、選手らも満面の笑みで手を振り応えた。

取材・文・写真/岡田由佳子

© 株式会社京阪神エルマガジン社