菊池風磨主演「ゼイチョー」第7話。“徴税禁止リスト”を巡るみゆきの市の闇に第三係が迫る!

菊池風磨が主演を務める日本テレビ系連続ドラマ「ゼイチョー ~『払えない』にはワケがある~」(土曜午後10:00)。11月25日放送・第7話では、百目鬼華子(山田杏奈)を救った元徴税吏員・羽生詩織(市川由衣)にみゆきの市から還付金1千万円が誤送金されてしまう。返還を拒否する羽生から明かされた「徴税禁止リスト」を巡るみゆきの市の闇に、饗庭蒼一郎(菊池風磨)ら徴税第三係が迫る。

「ゼイチョー ~『払えない』にはワケがある~」は、2016~17年「BE・LOVE」(講談社)で連載された、慎結氏による「ゼイチョー!~納税課第三収納係~」が原作。主人公・饗庭は、みゆきの市役所納税課の職員で、滞納されている税金を納めてもらう徴税吏員だ。税金滞納者の経済状況を把握して、自宅を訪問。時に財産を差し押さえ、税⾦を納めてもらうようにうながす。つまり“税金の取り立て屋”。しかし、彼の本当の職務はただ税金を取り立てることではない。「敵じゃない! 味方になりたいんです!」と市民の事情に寄り添って、救う方法を模索。そんな徴税吏員の日々をスリリングに、そして、時には泣いて笑ってと、魂を揺さぶるヒューマン・エンターテインメントとして描かれている。

第7話。納税課庶務係で還付金の振り込みミスが発生し、饗庭ら徴税第三係も騒然となる。昨年度分の扶養控除や医療費控除の還付金、合わせて1000万円を庶務係の担当者が誤って1人の口座に振り込んでしまったのだ。このことが世間に知れたら、市の面目は丸つぶれ。その上、次の市長選で再選を目指す市長・米田保(佐戸井けん太)の立場も危うくなる。副市長の相楽義実(本郷奏多)も気をもんでいる様子。

事態を収めようにも、間違って還付金が振り込まれた市民は「自分の口座に入ったお金は自分のもの」と言って返還に応じない。焦った米田は、その市民が住民税を滞納していることに目を付け、第三係に「滞納処分の名目で口座を差し押さえろ」とむちゃな要求をする。華子はあり得ないと反発するが、その市民の名前を聞いて耳を疑ってしまう。それは、みゆきの市の元職員で徴税吏員だった羽生で、華子の憧れの人だったのだ。

母子家庭で育ち、幼い頃、自宅が税金を滞納して差し押さえられた経験を持つ華子。その時に寄り添って救ってくれたのが、羽生だった。華子は羽生に憧れ「自分も困っている人を助けたい」と徴税吏員になった。饗庭は動揺する華子を気遣いつつ、2人で羽生のもとを訪ねる。羽生は8年前に市役所を退職した後、父親が経営する学習塾に転職。5年前に父親が亡くなってからは1人で塾を経営していた。

華子との再会に笑顔を見せる羽生。ところが、華子が徴税吏員になったことを報告した途端、「よりによって、どうして…」と表情を曇らせる。さらに、饗庭が還付金の返還を求めると、羽生は「それなら、条件があります。市長とお話をさせてください」と、返還の条件として米田との面会を求めてくる。

なぜ羽生は市長との面会を求めるのか? そして、羽生の口から明かされる、誰も知らなかったみゆきの市の闇とは? 「徴税禁止リスト」とは…!? 饗庭たち第三係に最大のピンチが訪れる。

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