シンダーガードに複数の球団が興味を示す 今季18先発で防御率6.50

今オフは先発投手の補強を目指すチームが非常に多く、「FanSided」のロバート・マレー記者によると、8月末にガーディアンズを解雇されたあと、無所属の状態が続いているノア・シンダーガードにも複数のチームが興味を示しているようだ。マレー記者は「各チームはシンダーガードのことをバウンスバック候補と考えているのだろう。実力のある先発投手を安く獲得できるチャンスでもある」と状況を分析。先発投手の需要が高い今オフの状況は、シンダーガードにとって追い風となりそうだ。

現在31歳のシンダーガードはメッツ時代に2度のシーズン200奪三振を記録したことがある剛腕。ただし、2020年にトミー・ジョン手術を受けたあとは剛球が鳴りを潜めており、エンゼルスとフィリーズでプレーした2022年は134回2/3を投げて10勝10敗、防御率3.94、95奪三振と物足りない成績に終わった。

今季は投手の育成や改造に定評のあるドジャースへの移籍を自ら希望し、年俸1300万ドルの1年契約を結んだが、12度の先発登板で1勝4敗、防御率7.16と結果を残せなかったうえに、右手人差し指のマメの影響で故障者リスト入り。7月下旬にはアメッド・ロサリオとのトレードでガーディアンズへ放出された。

故障者続出で先発の駒不足に悩んでいたガーディアンズでは6度先発したが、ここでも1勝2敗、防御率5.40に終わり、トレード移籍から約1ヶ月後の8月末に解雇。結局、今季は18先発で88回2/3を投げ、2勝6敗、防御率6.50、56奪三振というキャリアワーストのシーズンとなった。

そんなシンダーガードに対して複数のチームが興味を示している状況は、このオフの先発投手への需要の高さを表していると言える。実際、山本由伸には「11~14球団」、セス・ルーゴには「過半数のチーム」が興味を示していることが報じられるなど、エース候補から先発3~5番手候補まで、幅広いランクの先発投手たちが多くのチームから関心を寄せられている。シンダーガードの復活に賭けるチームが現れても決して不思議ではない。

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