【MLB】前田健太はタイガースとツインズの争奪戦か タイガースとの交渉は活性化

写真:写真:前田健太は再びア・リーグ中地区でプレーすることになるのだろうか

前田健太の契約合意の日はそう遠くないかもしれない。ツインズからFAとなっている前田については、先日行われたGM会議で代理人のスコット・ボラスが「10球団以上の球団が興味を示している」と発言しており、先発投手を必要とする多くの球団が関心を寄せていた。中でもここにきて可能性が高まっているのがタイガースとツインズの2球団だ。

タイガースについてはデトロイトの地元紙『デトロイトフリープレス』が”強い関心を寄せている”と報じており、さらに『MLBネットワーク』のジョン・モロシ記者も「前田健太とタイガースの交渉はここ数日で活性化している」と自身のX(旧Twitter)で述べている。

また、元所属球団のツインズとの再契約の可能性も十分にあるようだ。『ニューヨークポスト』のジョン・ヘイマン記者は、タイガースだけでなくツインズも前田との再契約に興味を示していると伝えた。

今季地区優勝を果たしたツインズとしては、同地区ライバルのタイガースに主力先発投手を奪われることは避けたいところだが、ツインズは来季の年俸総額を1500万ドルから3000万ドルほど削減する方針であるとされている。11月23日にはベテラン捕手のクリスチャン・バスケスのトレード放出を模索していると報道されており、補強よりもまずは現有戦力の年俸削減を重視している可能性が高い。

一方のタイガースは高額年俸のスター選手ミゲル・カブレラの引退に伴い予算が大きく空いたのに加え、エデュアルド・ロドリゲスがオプトアウトしたことで先発補強の必要性が出てきている。4年連続の地区優勝を果たした2014年以来9シーズンもポストシーズンから遠ざかっているタイガースだが、若い戦力が揃いつつあることもあり、今オフは大きく補強し優勝を狙ってくる可能性は高い。果たして前田はその補強第一号となるだろうか。

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