ユヴェントスがボローニャのMFに興味 移籍が実現すればアバディーンにも恩恵か

写真:ユヴェントスから関心が寄せられているファーガソン

イギリス『デイリーメール』電子版によると、1月の移籍マーケットでユヴェントスがボローニャからスコットランド代表MFルイス・ファーガソンの引き抜きを狙っているという。

ファーガソンは2022年7月、スコティッシュ・プレミアシップのアバディーンから300万ポンド(約5億6570万円)の移籍金でボローニャに移籍。セリエAではここまでの1シーズン半で通算10ゴールを記録し、スコットランド人プレーヤーのイタリアサッカー史上最多得点記録保持者であるデニス・ローに並んでいる。

そんなファーガソンに対してユヴェントスは以前から関心を示しており、1月の移籍マーケットでの獲得を目指しているという。ボローニャとは2027年6月30日までの契約を結んでいるなか、ユヴェントスは1750万ポンド(約32億9990万円)でのオファーを準備しているという。

そしてこの移籍が成立した場合、古巣のアバディーンにも恩恵がもたらされる。アバディーンはボローニャとの間で、ファーガソンの将来的な売却益の15%を受け取るという条項が設けられている。そのため、移籍が成立した場合は諸税が引かれても220万ポンド(約4億1480万円)弱がもたらされるという。

300万ポンドで売却し、さらに220万ポンドが得られるのだから、アバディーンにとっては大きな取引だと言えるだろう。

なお、アバディーン地方のウェブメディア『アバディーン・ライブ』によると、ボローニャはファーガソンの評価額を2000万ポンド(約37億7210万円)と見積もっているようで、この金額で交渉が成立した場合、アバディーンにもたらされる金額はさらに大きくなる。

ただ、ボローニャは現在セリエAで8位につけており、UEFAチャンピオンズリーグ出場圏内まではわずか3ポイントしか離れていない。上位進出のためには不動のレギュラーであるファーガソンの力が不可欠であるため、交渉が難航する可能性はある。

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