JFL昇格をかけて 栃木シティ第2戦"意地の勝利" 全国地域サッカーCL

 サッカーJFLへの昇格をかけた全国地域チャンピオンズリーグの決勝ラウンド第2戦が24日、栃木県グリーンスタジアムで行われ、栃木シティはVONDS市原と対戦しました。

 4チームによる決勝リーグ、中1日で迎えた第2戦。初戦を落とした栃木シティに対し初戦に勝ち星をあげているVONDS。絶対に負けられない一戦です。

 両チームは関東サッカーリーグに所属し、互いに手の内は分かっています。第1戦の勝利を踏まえ、守備に自信を持つVONDSのブロックをかける戦術に対し、勝利の欲しい栃木シティは田中パウロ淳一がサイドからドリブルで仕掛けます。さらに表原、関野のクロスから決定的なチャンスをつかみますが、得点を挙げることができません。

 栃木シティは後半、サイド攻撃から中に切り込む戦術に切り替えます。引き分けでも厳しい状況の中で、ついに後半35分でした。田中パウロ淳一、あきらめずに仕掛け続けた結果、相手に倒されてPKを獲得。これを確実に決めて喜びを爆発させます。

 その後はVONDSの猛攻にあいましたが、必死の守りで何とかしのぎ勝ち点3をマーク。このあと行われた試合でジョイフル本田つくばが勝ったため、全てのチームが1勝1敗の大混戦になりました。

 栃木シティは2020年と去年(2022年)、あと一歩でJFL昇格を逃しているだけに、最終戦にすべてをぶつけます。

© 株式会社とちぎテレビ