マンチェスター・シティ vs リヴァプールの首位攻防戦は1-1の痛み分け 遠藤航は終盤に途中出場を果たす|プレミアリーグ

写真:同点ゴールを決めたアレクサンダー=アーノルド

現地時間11月25日、プレミアリーグ第13節のマンチェスター・シティ vs リヴァプールの試合がエティハド・スタジアムで行われた。

マンチェスター・シティはカイル・ウォーカー、ルベン・ディアス、ナタン・アケが3バックを組む3-4-2-1の布陣を採用。代表チームの試合で負傷しコンディションが懸念されていたアーリン・ハーランドやロドリが無事に先発出場した一方で、マテオ・コヴァチッチはケガ、ジャック・グリーリッシュはコンディション不良のためベンチ外となった。リヴァプールは4-3-3のフォーメーションで、出場停止明けのアレクシス・マクアリスターがアンカーのポジションで先発に復帰。前線はモハメド・サラー、ダルウィン・ヌニェス、ディオゴ・ジョタの組み合わせとなり、ルイス・ディアスや遠藤航はベンチスタートとなった。

立ち上がりは両チームがハイテンポな攻防を展開。徐々にマンチェスター・シティが保持率を高めて攻め込む中、11分にGKアリソンのパスをカットしたフィル・フォーデンが左足でシュートを放ったが、これはアリソンの正面を突いた。一方のリヴァプールは16分、ジョエル・マティプがボールを運んで右サイドに展開、サラーのクロスをヌニェスが頭で合わせたが、GKエデルソンが好セーブで対応した。

見ごたえのある展開が続く中、先制点は思わぬ形から生まれた。27分、マンチェスター・シティはショートコーナーからフォーデンがシュート。これはアリソンにキャッチされたが、パントキックを送ろうとしたアリソンが軸足を滑らせてミスキックとなり、ボールを拾ったアケが前方に運んでラストパス。ハーランドが左足を鋭く振り抜いてゴールネットを揺らし、マンチェスター・シティが先制した。ハーランドにとってはこれがプレミアリーグ通算50得点となった。

リヴァプールも35分、高い位置で相手の縦パスをカットしたドミニク・ソボスライのスルーパスからヌニェスが左足を振り抜いたが、これは枠外へ。44分にはマンチェスター・シティがエデルソンのビルドアップからパスを繋ぎ、フォーデンがカットインから左足を振り抜いたが、ここはアリソンが鋭い反応で弾き出した。前半はマンチェスター・シティの1点リードで折り返す。

後半に入り52分、マンチェスター・シティがカウンターを仕掛け、フリアン・アルバレスがシュートを放った流れの中でリヴァプールのジョタが負傷し、ルイス・ディアスと交代。同じタイミングでカーティス・ジョーンズに代えてライアン・フラーフェンベルフが投入される。

68分、マンチェスター・シティは左サイドからのGKをアリソンがキャッチミスし、ルベン・ディアスが押し込んでマンチェスター・シティに追加点が生まれたかに見えたが、キャッチのシーンでアカンジがアリソンに手をかけて押していたため、ファウルでノーゴールの判定となる。

同点に追いつきたいリヴァプールは73分、ソボスライに代えてコーディ・ガクポを投入。すると80分、リヴァプールは左サイドからのクロスをサラーが受けてキープ。ガクポがフリーランで相手を引き付けると、空いたスペースでパスを受けたトレント・アレクサンダー=アーノルドがミドルシュートを突き刺し、試合を振り出しに戻す。

畳みかけたいリヴァプールは85分にヌニェスとマクアリスターを下げ、ハーヴェイ・エリオットと遠藤を投入する。しかしその後スコアは動かず、首位攻防戦は1-1の痛み分けに終わった。

次節、リヴァプールはホームでフラムと、マンチェスター・シティはホームでトッテナムと対戦する。

◉試合結果

マンチェスター・シティ 1-1 リヴァプール

1-0 27分 アーリン・ハーランド(マンチェスター・シティ)
1-1 80分 トレント・アレクサンダー=アーノルド(リヴァプール)

© 株式会社SPOTV JAPAN