支援物資輸送に横浜・大岡川を活用 近隣住民が連携、「Eボート」使い訓練

大岡川の横浜日ノ出桟橋に到着したEボートから、災害用食料を受け取る参加者=横浜市中区

 横浜市中心部を流れる大岡川の横浜日ノ出桟橋(横浜市中区)で26日、河川沿いの住民が、川を活用して下流から上流へ支援物資を運ぶ防災訓練を行った。手こぎの「Eボート」を活用し、住民がパドルを手に上流を目指した。初黄・日ノ出町環境浄化推進協議会が主催し、近隣の4町内会が連携を確認した。

 訓練は20年以上前から実施しており、今回は大地震が起きた想定で企画した。小雨の降る中、食料と水を積んだEボート2隻に住民ら約20人が分乗し、約1キロ下流の横浜市役所周辺から同桟橋を目指した。地元でスタンドアップパドルボード(SUP)教室を開く「横浜SUP倶楽部(くらぶ)」のメンバーも乗船し、力を合わせた。

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