レッドソックスが右腕ワイアット・ミルズと2年間のマイナー契約

日本時間11月27日、「MassLive.com」のクリス・コティーロ記者は、レッドソックスが先日ノンテンダーFAとしたばかりの救援右腕ワイアット・ミルズと2年間のマイナー契約を結んだことを伝えた。MLB公式サイトの選手個人ページにもノンテンダーの2日後、11月19日付け(現地時間)でマイナー契約を結んだことが記載されている。ミルズは右ひじの故障で今季を全休。夏にはトミー・ジョン手術を受けており、2025年シーズンまでの2年間で戦列復帰を目指すことになる。

現在28歳のミルズは2017年ドラフト3巡目指名でゴンザガ大学からマリナーズに入団。2021年にメジャーデビューし、サイドハンドの変則リリーフ右腕として、この年は11試合に登板した(防御率9.95)。

メジャー2年目の2022年はマリナーズで8試合に登板したあと、6月下旬にカルロス・サンタナとのトレードでロイヤルズへ移籍。選手層の薄いロイヤルズでは移籍前よりも多くの登板機会を与えられ、19試合に登板した。この年は2チーム合計で27試合に登板し、0勝1敗、4ホールド、防御率4.60を記録している。

2022年12月にレッドソックスへトレードされたが、今季は右ひじを痛めて開幕から故障者リスト入り。マイナーでも1試合も投げられず、7月にはトミー・ジョン手術を受けてシーズン全休が確定した。来季も投げられない可能性が高く、2025年シーズンの戦列復帰に向けて、地道なリハビリに取り組んでいくことになるだろう。

今回の2年間のマイナー契約は、レッドソックスにとってはロースターの40人枠を無駄にせずにミルズをキープできるというメリットがある。一方、ミルズにとってもリハビリ期間中に無所属にならず、リハビリに専念できるという恩恵を受けられる。順調にいけば、来季終盤あたりにマイナーでの試運転を開始し、2025年のスプリング・トレーニングで開幕ロースター争いに加わることになりそうだ。

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