J2昇格が潰えた松本が声明、ホームでの最終節を前にサポーターへメッセージ「共に未来を創る関係性は不変で在りたい」

松本は来季3年目のJ3を戦うことが決定した[写真:©︎J.LEAGUE]

松本山雅FCは27日、J2昇格を逃し「松本山雅をご支援いただいている皆様へ」として声明を発表した。

かつてはJ1も経験した松本。2度の昇格を経るもどちらも1年で降格。2020年からJ2で戦っていたが、2021年に最下位でJ3へと降格していた。

2022年は名波浩監督の下で4位でフィニッシュ。昇格を逃すと、霜田正浩監督を迎えた今シーズンは昇格を争う中、26日に行われた明治安田生命J3リーグ第37節のカマタマーレ讃岐戦でドロー。同日に2位の鹿児島ユナイテッドFCが勝利したことで、4位以下が確定し、昇格は叶わなかった。

2024シーズンもJ3で戦うことが決定した松本。神田文之 代表取締役社長はクラブを通じて謝罪するとともに、来シーズンへの意気込みを綴った。

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日頃より松本山雅FCに対して熱いご支援を頂き、誠にありがとうございます。昨日の2023明治安田生命J3リーグ第37節の結果を受け、今季のJ2リーグへの昇格は叶わなくなりました。

クラブをご支援いただく全ての皆様の期待に応えることが出来ず、深くお詫び申し上げます。

また、どのような時にも最後の最後まで一緒に戦い、信じ、心強い後押しをいただいた皆様に、心より感謝申し上げます。

2023シーズンは、これまでフットボールにおいてクラブが積み上げた歴史を踏まえて、将来的に勝つ確率を高めるべく、攻撃的かつ主体性のあるアグレッシブなスタイルにチャレンジするシーズンと位置付けてスタートしました。

どう在りたいか(攻撃的で魅力的なサッカー)を追求し、見ている方にもチャレンジングな戦い方を共感していただき、共闘してもらいたい。そして、サッカーの質に拘るクラブへという新たなチャレンジのスタートの年としておりました。

当然ですが、新しいチャレンジをしていく中で結果にも拘り、J2昇格を掴み取るべく、クラブ一丸で総力を挙げて取り組んできたことは、間違いありません。

しかしながら、最終節を残した形でJ2昇格の可能性が潰えてしまう結果となってしまいました。この結果を重く受け止めると同時に、ホームアルウィンで行われる最終節がまだ残されております。今シーズン、チームとして取り組んできたスタイルと、積み上げてきたチャレンジングな戦い方を体現し、未来につながる戦いを見せるべく、最終節の90分を無駄にすることなく、最後まで取り組みます。

松本山雅FCは、多くの方からのご支援や声援で成り立っている市民クラブです。このクラブにとって背番号12・サポーターの存在は唯一無二であり、今までも、そしてこれからも、共に未来を創る関係性は不変で在りたいと考えています。

改めてご支援いただく皆様への感謝の気持ちを胸に最後まで戦う選手の後押しと、松本山雅FCへのご支援を引き続きいただきたく、ここにお願い申し上げます。
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