きょう28日(火)は北日本やその他の日本海側では広く雨や雷雨となりそうだ。風も強まって、荒れた天気となるおそれがある。また、夕方以降は次第に雨が雪に変わるため、ふぶきになる所もありそうだ。一方、太平洋側では晴れる所が多く、関東は気温が上がって小春日和となる見込み。

北日本・日本海側は雨風強く　夕方以降は山沿いから雪へ

　日本列島を寒冷前線が通過しており、午前5時現在、日本海側を中心に雨雲がかかっている。一部、太平洋側でも雨の降っている所があるが、前線通過後は冬型の気圧配置となるため、日中は太平洋側の天気は回復する所が多くなりそうだ。

　ただ、日本海側では前線通過後も寒気の影響で断続的に雨となり、雷を伴う所もあるため、落雷や突風、ひょうなどに注意が必要となる。風も強まることで横殴りの雨となり、強い風によって、北日本では太平洋側でも一部、雨雲が流れ込む見通し。さらに夕方以降は山沿いから次第に雪に変わるため、北日本ではふぶきになる所もありそうだ。車の運転などは注意が必要となる。

東京都心は22℃予想　昼間はポカポカ陽気

　日中の気温は関東や北日本では、きのうより5℃前後高い所が多くなりそうだ。東京の最高気温は22℃の予想で、10月中頃の暖かさとなる見込み。札幌でも10℃まで上がる予想だが、午後は一気に気温が下がってくるため、寒暖差に注意が必要となる。

　その他、北陸や山陰、九州北部など、きのうほど気温が上がらない所はあるが、大体平年並みの気温となる見通し。

南西諸島や九州の一部で黄砂飛来の可能性

　南西諸島や九州の一部では黄砂が飛来し、濃い所では視程10キロ程度になる可能性がある。呼吸器に疾患がある方やアレルギー体質の方は念のため、注意した方がよさそうだ。また、洗濯物や車への付着にも気を付けたい。
（気象予報士・多胡安那）