C・ロナウドが“PK返上”の大人対応 メディア&ファン驚き「だから彼は“GOAT”」「意外だ……」

写真:PKを獲得したC・ロナウドだったが…… ©Getty Images

アル・ナスル(サウジアラビア)に所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの“PK返上”が話題となっている。

現地時間11月27日に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ第5節のアル・ナスルvsペルセポリス(イラン)戦で、C・ロナウドは前半開始早々の2分にペナルティエリア内でタックルを受けて倒れた。主審は迷わずPK判定を下したが、C・ロナウドは主審に対して人差し指を振りながらノーファウルを主張。自ら獲得したPKを返上した。

なお、C・ロナウドの主張後にビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)による検証が行われ、PKは正式に取り消されている。

マンチェスター・ユナイテッドやレアル・マドリードに在籍していた当時は、自身がペナルティエリア内で倒されてノーファウル判定となった際、両手を広げて不満をあらわにすることも多かったC・ロナウド。今回の“大人の対応”には各メディアも驚きを隠せないようだ。

イギリス紙『ザ・サン』は、C・ロナウドの行為を「非現実的なスポーツマンシップ」と表現。該当シーンを次のように伝えた。

「主審はPK判定を下すのにそれほど多くの時間を要することがなかった。しかし、クリスティアーノ・ロナウドはPK判定を覆そうと主審に歩み寄り、『ノーペナルティ』と言った」

また、『ザ・サン』は「38歳のポルトガル代表FWが見せた行動はファンに衝撃を与えた」とし、リアルタイムで試合を視聴していたファンの声も紹介。「だから彼は“GOAT”(『Greatest of All Time』の略で『史上最高の』という意味)なんだ」「尊敬する。彼はいつも私を魅了してくれる」といった称賛の声が多く挙がるなか、「意外だ……」「彼もそんなことをするようになったのか」といった反応も見られたという。

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