沖縄・大宜味産シナモンの「カラキ」使ったケーキ ローソン社員「完成度に驚いた」 北部農林高校生が4年かけ商品化

 北部農林高校(沖縄県名護市)の生徒が開発し、ローソン沖縄から発売されている「カラキケーキ」を24日、開発した生徒3人がローソン大宜味塩屋店でPRした。

 大宜味村から北部農林高校に特産のシナモン「カラキ(和名・オキナワニッケイ)」を使った商品の開発依頼があり、4年かけて完成。優良県産品などに選ばれるなど注目を集め、22日から県内のローソンで税込み189円で販売されている。

 24日は同校食品科学科3年の石倉歌笑(うたら)さんと、2年の幸地咲輝さん、名嘉美羽さんが店頭でPRした。

 ローソン沖縄の崎浜泰裕さんは「初めて食べた時にケーキの完成度に驚いた。カラキの特産地の大宜味村でも多くのお客さんに手に取ってほしい」と話した。

 石倉さんは「シナモンが苦手な人でも食べられるように原料の配合や粉末の乾燥方法など試作を重ねた。県内全域でたくさんの人に食べてほしい」と呼びかけた。(北部報道部・松田駿太)

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