疑惑のPKでPSG戦勝利ならず ニューカッスルFWイサクは“大人の対応”「PKであってほしい。審判を信頼する必要がある」

写真:ニューカッスルのイサクが、物議をかもしたPSGのPKに言及 ©Getty Images

ニューカッスルに所属するスウェーデン代表FWアレクサンデル・イサクが、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のパリ・サンジェルマン(PSG)戦のPKについてコメントした。

現地時間11月28日に行われたCLグループステージ第5節のPSG戦で、ニューカッスルはイサクが前半24分に挙げた先制弾によって1点をリードしたまま、試合終盤を迎えた。だが、勝利が目前に見えていた90+8分にPKから同点に追いつかれ、試合は1-1で終了。勝点5で3位となり、最終節は2位のPSG(勝点7)、4位のミラン(勝点5)とグループFの決勝トーナメント進出枠残り1つを懸けて争うことになった。

ニューカッスルが土壇場で勝点3を逃す原因となったアディショナルタイムのPK判定については、試合後に疑問を呈する声が相次いでいる。イングランドU21代表DFヴァレンティノ・リヴラメントのハンドと認定されたシーンでは、ボールが胸に当たってから肘付近に接触。主審はビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)のオンフィールドレビューを行ってから、PK判定を下した。

イギリスメディア『TNT Sports』は、自身の先制点が勝利につながらなかったイサクの試合後コメントを紹介。24歳のスウェーデン代表FWは「安易な判定に見えた」と述べ、複雑な心境を明かした。

「リプレイは見ていないけど、印象としてはPKじゃないと思った。でも、僕としてはPKであってほしい。僕らは審判を信頼する必要があるから」

疑惑のPKに怒りを爆発させるのではなく、“大人の対応”を見せたイサク。「守りに入るのが少し早すぎた」と反省の弁を口にしつつも、今後に向けて気持ちを切り替えた。

「チームを心から誇りに思うよ。あともう少しで勝利をつかめたから、残念な気持ちはもちろんあるさ。常に勝ちたいと思っているからね。でも、このポイント(勝点1)は重要だ。僕らは全力で戦うよ」

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