成田空港に航空燃料を送るパイプラインから燃料が大量に漏えいし、大規模な火災が発生したことを想定した訓練が11月29日、千葉県富里市で行われました。
この訓練は航空燃料の漏えいや火災に備え、成田空港会社が空港に燃料を送るパイプライン沿線の各消防本部と合同で毎年実施しているものです。
富里市消防本部で行なわれた訓練には、消防本部の職員や、空港の自衛消防隊の隊員ら、合わせて約80人が参加しました。
パイプラインから燃料が大量に漏えいしたとの想定では、漏えいを土のうを使って防いだり、負傷した人を担架で救助したりするなど一連の動きを確認しました。
また、何らかの原因で燃料に引火し、火災が発生したとの想定では、化学消防車などによる一斉放水が行われ、参加者らは真剣な表情で訓練に取り組んでいました。