勝てばEL決勝T進出が決まるリバプール、クロップ監督「もっとも激しい時期の始まりにいる」

過密日程の厳しさにも触れたユルゲン・クロップ監督[写真:Getty Images]

リバプールのユルゲン・クロップ監督が、ヨーロッパリーグ(EL)に向けた意気込みを語った。クラブ公式サイトが伝えている。

これまでEL4試合で3勝1敗のリバプール。前節はトゥールーズ相手にまさかの黒星を喫したチームだが、30日に行われるグループE第5節のLASK戦に勝利すれば、1試合を残して決勝トーナメント進出が決定する状況だ。

先週末のプレミアリーグではマンチェスター・シティとのタフな試合があっただけに、適切なやり繰りが求められる状況だが、試合に先立って行われた記者会見でクロップ監督は過密日程の厳しさに触れつつ、だからこそ試合ではアンフィールドの力を借りたいと期待を示している。

「我々はシーズン全体の中でも、もっとも激しい時期の始まりにいる。木曜、日曜、水曜、土曜にプレーしており、それはとても大変なことだ。その次の試合がいつかはわからないが、おそらくまた木曜日だろうか? (12月9日開催の)クリスタル・パレス戦まで、我々がいくつもの決断を下さなければならないのは明らかだ」

「明日は本当に優れた相手と、決勝トーナメント進出を決めるためではなく勝つための試合が控えている。前回勝ったのは確かだが、試合中は苦戦する場面もあった。そして彼らは、本当に良いシーズンを過ごしている」

「明日はホームの雰囲気を最大限活用しなければならない。これがヨーロッパの夜であることを確認する必要があるだろう。我々としても、 ヨーロッパの夜、アンフィールドでの正しいヨーロッパの夜を期待している」

「私はフレッシュで、挑戦したい、楽しみたいと考えているチームを編成する。試合では、結果を求めて真剣に戦うつもりだ。そしてアンフィールドもそれを望んでいるなら、それは非常に役立つだろう」

また、クロップ監督はGKアリソン・ベッカーの負傷により、GKクィービーン・ケレハーに出番が回ってくることに言及。普段はアリソンの存在もありなかなか出場機会を得られていないケレハーが、ここでクオリティを示すことを願った。

「まさにそれが、クィービーンをチームに置きたいと思った理由だ。クィービーン含む誰もがアリ(アリソン)の負傷を望んでいなかったが、それが起こった場合は可能な限り最強の選択肢が必要になる。それが我々にとってのクィービーンなのだ」

「今、彼はチャンスを手にしている。いずれにしても、明日の夜はプレーしていたと思うがね。そして、これから彼はあと数試合を戦うことになるのだから、自分のポテンシャルを最大限に発揮することを期待している」

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