メッツがブルペン補強 オースティン・アダムスと1年契約で合意

先発要員としてルイス・セベリーノ、控え内野手としてジョーイ・ウェンドルを獲得するなど、デービッド・スターンズ政権でのロースター編成を開始したメッツがさらなる補強に動いた。日本時間12月1日、メッツはダイヤモンドバックスからFAとなっていた32歳の救援右腕オースティン・アダムスと1年契約を結んだことを発表。米メディア「ジ・アスレチック」のウィル・サモン記者によると、メジャーにいる期間とマイナーにいる期間でサラリーが異なるスプリット契約となっているようだ。

アダムスはメジャー7年目の今季、ダイヤモンドバックスで24試合に登板して17回1/3を投げ、0勝1敗、7ホールド、防御率5.71、22奪三振を記録。1月にマイナー契約を結び、5月にメジャー昇格を果たしたものの、8月に右足首を骨折してシーズン終了となった。

サイド気味の投球フォームからスライダーを多投する投手として知られており、今季は全投球の89.8%をスライダーが占めていた(残りの10.2%は4シーム)。与死球が多いのも特徴の1つであり、2021年には52回2/3しか投げていないにもかかわらず、両リーグ最多の与死球24を記録。今季も17回1/3を投げて打者に5度ぶつけている。

今季のメッツのブルペンは、アダム・オッタビーノ、ブルックス・レイリー、ドリュー・スミスの3人が60試合以上に登板したが、セットアッパー兼クローザーとして活躍したオッタビーノは選手オプションを破棄して退団。故障で今季を全休した守護神エドウィン・ディアスが戻ってくるとはいえ、ディアス、レイリー、スミスの3人を除けば、ブルペンの顔ぶれは流動的であり、アダムスにも多くの登板機会を得るチャンスがあるとみられる。

2021年にはパドレスで自己最多の65試合に登板し、3勝2敗、11ホールド、防御率4.10、76奪三振、被打率.159をマークしたアダムス。新天地でも当時のような働きが期待される。

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