“国民の安全確保” 成田空港で年末特別警戒

“国民の安全確保” 成田空港で年末特別警戒

 密輸の取締を強化する年末特別警戒の出陣式が12月1日、千葉県の成田空港で行われました。

 年末特別警戒は、出入国する旅客や輸出入の貨物などが年末にかけて増えることから、成田税関支署が12月1日から28日まで実施します。

 出陣式では成田税関支署の井田直樹支署長が「期間中は旅客と乗組員に対し厳格な密輸取締りを実施する。国民の安全安心の確保は税関の使命」などと述べました。

 成田税関支署によりますと、2023年上半期までの成田空港での不正薬物の摘発件数は、2022年1年間に摘発した件数に迫る勢いで、特に覚醒剤の摘発は57件と、すでに2022年1年間の件数を超えています。

東京税関成田税関支署 井田直樹 支署長
「やはり大型の連休になると日本人の旅客が目に見えて増えている。闇バイトという形で軽い気持ちで引き受けて、知らないうちに密輸の片棒を担ぐことが摘発されている。一般の皆様もこのような形で犯罪の片棒を担ぐことがないようにしっかり注意してほしい」

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