マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドFW、ホイルンドに「足りないもの」について言及

写真:今季、アタランタから加入したホイルンド©Getty Images

マンチェスター・ユナイテッドでストライカーとして活躍した元イングランド代表FWのアンディ・コール氏が、今夏、同クラブに加入したデンマーク代表FWラスムス・ホイルンドに「不足しているもの」について言及した。イギリス『デイリーミラー』電子版が報じている。

ホイルンドは今夏、7200万ポンド(約134億8920万円)の移籍金でアタランタから加入したが、これまでのところプレミアリーグでは得点を挙げられていない。そんなホイルンドについて、コール氏は彼自身が1995年1月にマンチェスター・ユナイテッドに移籍した時の状況と比較しつつ、次のように言及した。

「ホイルンドの問題は、プレーを学び、自身の向上の参考になるような人材がユナイテッドにいないことだと思う。私がユナイテッドに加入した時は、マーク・ヒューズやエリック・カントナがいて、彼らから学ぶことができた。チームに馴染んだ後も、オーレ・グンナー・スールシャールやテディ・シェリンガム、ドワイト・ヨークらと一緒にプレーすることで、自分のプレーを向上させることができた。学ぶ機会が多かったんだ」

「しかし、今のホイルンドにはそのような経験ができる場がない。彼はピッチでハードワークをしているし、まだ若いので印象に残りたいという意欲が強い。でも、彼のような若い選手にプレッシャーをかけるべきではない」

マンチェスター・ユナイテッドでは昨シーズン、イングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードが公式戦通算30ゴールを記録し、点取り屋としての覚醒の兆しを見せた。しかし今シーズンはプレミアリーグでの2ゴールのみと苦戦が続いており、エリク・テン・ハフ監督は、本来はじっくり育てる予定だったホイルンドに大きく依存せざるを得ない状況になっている。

コール氏は新たなFWの獲得をマンチェスター・ユナイテッドに進言した。

「ユナイテッドは十分なゴールを奪えていないので、長年にわたって高いレベルでプレーしているFWを獲得する必要がある。そうすればホイルンドの負担は軽減されるし、彼らから学ぶこともできるだろう」

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