レジェンドFWオーウェン氏、ガクポに“トップ”になるためのアドバイスを送る

写真:ガクポは直近のELでのLASKリンツ戦で2ゴールを奪った

リヴァプールなどで活躍した元イングランド代表FWのマイケル・オーウェン氏が、今年1月にPSVからリヴァプールに移籍してきたオランダ代表FWコーディ・ガクポに対し、真のトッププレーヤーになるためのアドバイスを送った。イギリス『デイリーミラー』電子版が伝えている。

ガクポは現地時間11月30日に行われたUEFAヨーロッパリーグのグループステージ第5節LASKリンツ戦で2ゴールを奪い、チームの4-0での勝利およびノックアウトステージ進出に大きく貢献した。この試合ではセンターフォワードとしてプレーしたが、インサイドハーフやウイングでプレーする試合もあるなど、不動のポジションを確立しているとは言えない状態となっている。

万能性はガクポの持ち味の一つだが、オーウェン氏の目にはそのことが彼の成長を妨げていると見えているようだ。

「万能であることはいいことだ。でも、もし彼が非常に優秀で、先発メンバーのシートに常に名前が載るような選手であれば、彼に与えられるべきポジションは1つだけのはずだ。たとえばモハメド・サラーを右サイドから動かすなんて考えられないだろう」

「もし彼がリヴァプールでトッププレーヤーになりたいのであれば、ユルゲン・クロップ監督に『コーディにはこのチームではあのポジションしかない。彼は非常に重要な存在だ』と言わしめるようなパフォーマンスを見せなければならない」

オーウェン氏は「今のところ、彼は少しずつチームにフィットしている」とガクポの適応ぶりに賛辞を送りつつ、次のように要求した。

「でも、先発のレギュラーになるためには、今まで以上の成績を残したいだろう。彼がどこでプレーするかは監督が決めることだと思うけど、その決断に影響を与えるためには、今日のようにチャンスを与えられた時に圧倒的なプレーを見せる必要がある。選手として彼にできるのはそれだけだ」

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