都大路を駆ける全国高校駅伝 宇都宮文星女子4年連続出場

5つの区間、合わせて21.0975キロで争われる女子の栃木県代表、宇都宮文星女子を紹介します。

10月に行われた栃木県予選、4連覇を狙う宇都宮文星女子は圧巻の走りを見せます。1区で2位に18秒差をつけると、すべての区間で1位を独占。トータルでその差は4分20秒にまで広がり総合タイム1時間11分19秒、4年連続で都大路への切符をつかみました。

ことしの宇都宮文星女子は1年生から3年生まで実力者ぞろい、選手層の厚さが持ち味です。県予選で最長区間の1区を走ったのは、1年の松本瑠莉選手です。8月には3000メートルでインターハイにも出場し、その実力は折り紙付きです。
2区を走った人見芽依選手と3区の塚原深結選手も1年生、中距離を得意とするスピードが持ち味の2人です。1年生ながら、県予選では堂々の走りを見せた2人、全国でも活躍を誓います。
4区を走ったのは2年の枝野光里選手、3キロを9分53秒で走り、区間新記録を更新しました
5区・アンカーを務めたのは2022年も都大路を経験し、2023年はキャプテンとしてチームをけん引する粕谷雫選手です。

そしてチームには絶対的エースがいます。3年の深澤雫月選手、けがの影響で県予選には出場できませんでしたが、都大路に向け調子を上げてきています。3千メートル9分15秒71と栃木県で歴代2位の記録を持っている深澤選手は1年生の時から都大路を走り今回メンバー入りが決まれば3年連続の出場です。

県予選は通過点だと口をそろえる選手と監督、2014年に白鴎大足利が出した1時間9分59秒の県勢最高記録を塗り替えるため、4年連続6回目の都大路に挑みます。全国高校駅伝は12月24日、京都を舞台に熱いレースを展開します。

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