大和、海老名、座間、綾瀬市 消防通信指令業務の共同運用で合意

消防通信指令業務の共同運用で合意した4市長=大和市役所

 大和、海老名、座間、綾瀬の4市長が2日、大和市役所で共同会見を開き、消防通信指令業務の共同運用を2026年10月に開始することで合意した、と発表した。大和市の古谷田力市長が公約した広域連携の推進に向けて7月にスタートした懇談会による最初の成果になった。

 同業務は現在、海老名、座間、綾瀬の3市消防本部が15年4月、海老名市柏ケ谷に共同指令センターを新設して運用している。合意により同センターを25年度に改修して大和市が機能移転して加わる。対象人口は60万人規模になる。

 会見によると、共同運用は大和市の現行システムが26年3月に更新満期を迎える機会に統合することで、経費削減や減員を図るのが目的。3市では既に指令業務の共同運用に合わせて救急業務の共同運用も実施している。

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