ブルージェイズがフアン・ソト獲得に向けたトレード交渉を本格化

フアン・ソトのトレードをめぐり、ヤンキースとパドレスのあいだで交渉が難航している一方で、トレード交渉を本格化させているチームがいる。ドミニカ共和国メディア「Z101デジタル」のヘクター・ゴメス記者によると、ブルージェイズはパドレスとのトレード交渉を本格化させており、ソト獲得の最有力候補に浮上しているという。大谷翔平の争奪戦にも加わっているとみられるブルージェイズだが、ソト獲得への動きを本格化させていることとの関係性は現時点では不明である。

今オフのパドレスはペイロールを大幅に削減する方針であることが報じられており、多くの主力投手がFAとなるなか、投手の頭数を揃えるためにはソト放出が不可避であると考えられてる。ヤンキースは「左打ちの外野手」を補強ポイントに挙げており、ソト獲得の最有力候補とみられていたが、複数のメディアが報じたところによると、パドレスがソトの対価として多くのプロスペクト(若手有望株)を要求しているため、トレード交渉は難航しているという。

その隙をついて「最有力候補」に浮上したのがブルージェイズだ。ブルージェイズもジョージ・スプリンガー、ボー・ビシェット、ブラディミール・ゲレーロJr.など主力が右打者ばかりのため、左打ちの強打者が補強ポイントとなっており、ケビン・キアマイアーがFAとなったことで外野の一角も空いている。米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者は、ブルージェイズがアレック・マノア、ボーデン・フランシス、リッキー・ティードマンのなかから1人もしくは複数人をトレードの対価に含める可能性があることを伝えている。

MLB公式サイトは「もしブルージェイズが大谷獲得に失敗した場合、ソトは強力な補強になる」と伝えているが、ブルージェイズが大谷とソトをどのように順序付けしているかは不明。大谷とソトのダブル獲得は現実的ではなく、外野にソトを加え、指名打者には地元トロント出身の名打者ジョーイ・ボットーを加えるといった動きに出る可能性もありそうだ。

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