最も困難な仕事を強いられる新監督はエンゼルスのロン・ワシントン

今オフは8人の新監督が誕生した。今季ポストシーズンに進めなかった18チームのうち6チームが監督を交代し、ポストシーズンに進出した12チームではブリュワーズとアストロズの2チームが新監督を迎えた。では、今オフに誕生した8人の新監督のうち、最も困難な仕事を強いられるのは誰なのだろうか。MLB公式サイトではウィル・レイッチ記者が短期的な視点を重視しつつ、長期的な視点も交えながら、8人の新監督を「仕事が難しい順」にランク付けしている。

ランキングの1位、要するに「最も困難な仕事を強いられる新監督」に選ばれたのはエンゼルスのロン・ワシントン監督だ。レイッチ記者は「大谷翔平がエンゼルスに戻ってくる可能性はまだ残っている」と述べ、「その場合は、ジョー・マドンやフィル・ネビンに相談したほうがいいかもしれないが、順位が1つか2つは下がるだろう。しかし、もし大谷が戻ってこなかったら、ワシントンの仕事は大変だ」と続けた。

「大谷がチームを離れた場合、エンゼルスに残るのは素晴らしい選手ではあるものの故障が増えてきたマイク・トラウトと、大谷が素晴らしい活躍を見せたにもかかわらず73勝89敗に終わったその他の選手たちである」とレイッチ記者。「なお、この順位はチームが開幕スタートした場合に避けられないであろうトラウトのトレードの噂に対処しなければならないことを考慮していない」とも記しており、ワシントン監督は来季スタートダッシュに失敗した場合、今回のランキング以上に困難な仕事を強いられることになる。

2位から8位は、パドレスのマイク・シルト監督、ブリュワーズのパット・マーフィー監督、ジャイアンツのボブ・メルビン監督、ガーディアンズのスティーブン・ボート監督、メッツのカルロス・メンドーサ監督、カブスのクレイグ・カウンセル監督、アストロズのジョー・エスパーダ監督というランキングに。6シーズンにわたってアストロズのベンチコーチを務めてきたエスパーダは、前任のダスティ・ベイカーから「球界最高のロースターの1つ」をシームレスに引き継ぐことになったため、レイッチ記者は最も仕事がやりやすい新監督だと考えているようだ。

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