ミランのべナセルが206日振りに復帰し喜びを語る「スタンディングオベーションで迎え入れてくれたことは、言葉で言い表せない」

写真:長期離脱から復帰したべナセル

現地時間12月2日、セリエA第13節ミラン vs フロジノーネの試合が行われた。試合はルカ・ヨヴィッチのゴールなどでミランが3-1で勝利。フィオレンティーナ戦に続き連勝を達成し、勝ち点を29に積み上げた。

ミランはマリック・チャウ、シモン・ケアー、ピエール・カルルなどケガ人が続出しており、この試合では本来は左SBを務めるテオ・エルナンデスがCBとして出場した。離脱者が多いミランだが、イスマエル・べナセルがついに復帰を果たしている。

79分にティジャニ・ラインデルスに代わり、途中投入されたべナセルは206日振りにピッチに戻って来た。今年の5月10日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ1stレグのインテル戦で負傷し、右ヒザに大ケガを負っていた。この試合で復帰を果たしたべナセルは「戻ってこれてとてもうれしい」と喜びを語り、『Sky Sports Italia』のインタビューに応じた。

「大変な時期を過ごしたが、常にチームに愛着を持っていたので、あっという間に時間が過ぎた。この日のために一生懸命頑張ってきたので、今日からまたスタートしたい。観客がスタンディングオベーションで迎え入れてくれたことは、言葉で言い表せない。本当にとても幸せで誇りに思う。ファンはいつも僕たちのそばにいてくれるので、もっと貢献したいと思う」

「復帰するまでピッチの内外でたくさんの努力をした。手術を受けた時は、6~8カ月で復帰できると言われたが、7カ月で戻ってこれることができた」

2024年1月13日から2月11日までアフリカネイションズカップがコートジボワールで開催される。アルジェリア代表のべナセルも招集される可能性のある選手の1人だ。長期のケガから復帰したばかりのべナセルだが、アフリカネイションズカップに参加する可能性について言及した。

「もう1度自分のリズムを取り戻したい。それからアフリカネイションズカップに出場できるか確認したい。もし準備ができていれば、監督は評価してくれるだろう。監督やコーチと話してみるが、僕が準備できていないでのであれば、100%の状態の選手を招集したほうがいいだろう」

「僕は大ケガを負っていたし、(アフリカネイションズカップの招集メンバーが決まるまで)いくつか試合がある。そこまで僕の状態がどうなっているか確認したい」

© 株式会社SPOTV JAPAN