大河ドラマ「どうする家康」第47回・乱世の亡霊

江戸幕府初代将軍・徳川家康の生涯を松本潤主演で描く大河ドラマ『どうする家康』(NHK)。「乱世の亡霊」と題する第47回(12月10日放送)では、「大阪冬の陣」後に豊臣家との和議が成立するも、ふたたび大阪の地で開戦に至った家康のもとをある人物が訪れる。

『どうする家康』第47回より、頭を下げる初(鈴木杏)を見つめる徳川家康(松本潤)(C)NHK

前回(12月3日放送)は、家康から人質として江戸に来ることを要求され、激怒した大野(玉山鉄二)と茶々(北川景子)がそれを拒否。さらに治長は、両家の仲介役・片桐且元(川島潤哉)の暗殺を計画する。

この事態に覚悟を決めた家康は、ついに14年ぶりの大戦「大坂の陣」へと踏み切る。30万の大軍で大坂城を包囲し、さらには三浦按針(村雨辰剛)に用意させたイギリス製大筒を配備する家康。そんな徳川の前には、出城・真田丸が立ちはだかるのだった。

第47回では、家康の大筒による攻撃で難攻不落の大坂城が崩壊。その後の和議では、家康の側室・阿茶(松本若菜)が交渉役を担い、豊臣方からは茶々の妹・初(鈴木杏)が代表して和睦交渉に臨む。

話し合いの末、秀頼が大坂に留まることと引き換えに、城の堀を埋めることで和議が成立。しかし、乱世を望む荒武者たちは全国から大坂城に集まり続ける。

豊臣を滅ぼすまで平穏は訪れないと、再び大坂城に兵を進める家康。そんななか、初と秀忠の正妻・江(マイコ)は、姉の茶々を止められるのは家康だけだと訴えて・・・。

本作は、襲い来る窮地に次々と決断を迫られながらも、個性派ぞろいの家臣団と力を合わせて生き延びてきた男が、戦国乱世に終止符を打って天下統一に辿り着くまでの物語。

放送はNHK総合で毎週日曜・夜8時から、BSプレミアムは夕方6時から、BS4Kでは昼12時15分からスタート。残り2回となり、最終回(第48回)は12月17日に放送される。

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