君津市初の人間国宝 藍形染作家の松原伸生氏 “文化広める責任”/千葉県

君津市初 人間国宝・松原伸生氏 “文化広める責任”/千葉県

 長板中形という染色技法で、2023年10月、君津市で初めて「人間国宝」に認定された松原伸生さんが4日、自らの作品を集めた企画展を訪れ、伝統文化への思いを語りました。

 長板中形は型紙を使った日本の伝統的な染色法の一つで、2023年10月、国の重要無形文化財に指定されました。

 君津市の藍形染作家、松原伸生さんはその技法を承継する保持者として、「人間国宝」に認定されました。

 松原さんは4日、市内で開催されている長板中形の企画展の会場を訪れ、作品の背景や抱負などについて話しました。

 長板中形・藍形染作家 松原 伸生さん
 「今回(人間国宝の)認定を受けたことで、日本のこういった文化をなくしてはいけない、また後進にも広めていかなければならない、そういった責任感を持たされたと感じている」

 君津市や県によりますと、君津市で人間国宝に認定されたのは松原さんが初めてで、県内でも2003年以来、20年ぶりです。

 君津市の久留里城址資料館では、松原さんの作品を中心に長板中形を紹介する企画展が12月17日まで開かれています。

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