王者らしからぬ3失点敗戦…ナポリ主将は危機感「インテルと非常に大きな差がある」

[写真:Getty Images]

ナポリのイタリア代表DFジョバンニ・ディ・ロレンツォがインテル戦を振り返った。

ナポリは3日、セリエA第14節でインテルとのホームゲームを戦い、0-3と敗戦。スクデットに輝いた昨シーズンはどこへやら、ルチアーノ・スパレッティ監督の退任が引き金となったか、後任のルディ・ガルシア前監督は各方面から信任を得られず、低迷とまでは言い切れずも、昨季王者らしからぬ90分間を過ごすことが増えてしまっている。

結局、11月の段階でガルシア前監督からワルテル・マッツァーリ監督へと交代。新体制3試合目で迎えた首位インテルとの大一番だったわけだが、結果は前述の通り、0-3の敗戦…微妙な判定もスコアに影響した点は否めないが、主将ディ・ロレンツォは危機感を口にする。

「インテルと非常に大きな差がある。スクデットの可能性について話すのは無意味だ」

「たとえ良いパフォーマンスをしていたとしても、結果がこれでは満足できない。再び良いサッカーを取り戻している感覚はあるんだ。多くのチャンスを作ったけど、それを決めることはできなかった…とても残念だよ」

「1試合ずつ戦い、僕たちの現在地がどこなのかを正確に把握する必要がある。次節はユベントスとの対決だ。この一戦がファンにとって何を意味するかはよく理解している…可能な限り最善を尽くして準備するよ」

一方で、ナポリに10年ぶり再登板となったマッツァーリ監督については「彼はすでにナポリの街、クラブ、その雰囲気を熟知している。これは本当に助けになるし、選手全員を団結させようと努めてくれている」とし、信頼を寄せている様子を窺わせた。

現在ナポリは7勝3分け4敗の5位で、首位インテルとは勝ち点「11」差。大きな差がついてしまっているわけだが、決して追いつけない距離ではない。ひとたび勢いに乗った時のナポリの強さ…それはカルチョファンなら誰もが知っている。

© 株式会社シーソーゲーム