法定速度で帰ろう メロディ道路が完成

 

本格的な降雪シーズンに備え、日光市の県道に車が一定速度で走行したとき、あるメロディが流れる道路が完成しました。

 日光市湯西川の県道黒部西川線に11月28日、メロディ道路が完成しました。メロディ道路とは道路に刻んだ溝の間隔を変化させることで車が一定速度で走行したときにメロディを奏でるもので、県内では、2023年4月に作られたいろは坂のものに続いて2つ目です。今回は音が流れる直前に道路に音符のマークが描かれていることで区間の始まりが分かりやすくなっています。

 メロディが流れるのは、仲内大橋から銚子トンネルの間の約140メートルの区間で、楽曲は本県出身のアーティスト斉藤和義さんの「歩いて帰ろう」です。スピードを出しすぎずゆったりとした気持ちで湯西川温泉から帰ってほしいという気持ちが込められているそうです。

 周辺はスピードが乗りやすい上にカーブが多い道路で、さらに、これからは雪の季節を迎えます。この道路の制限速度時速60キロで走行すると、ちょうど良いテンポでメロディが流れるため自然と安全運転になることが期待されます。

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