ブリュワーズがマイリーと再契約 ジョー・ロスともメジャー契約へ

日本時間12月5日、ブリュワーズは自軍からFAとなっていたベテラン左腕ウェイド・マイリーと再契約を結んだことを正式に発表した。MLB公式サイトが関係者から得た情報によると、契約条件は1年850万ドルで、2025年の相互オプションが付属しているという。マイリーには複数のチームからオファーが届いていたとみられるが、「ブリュワーズでプレーするか引退するかのどちらかだよ」と息子に言われたことが決め手となり、ブリュワーズと再契約することを選択したようだ。

現在37歳のマイリーは今季23試合に先発して120回1/3を投げ、9勝4敗、防御率3.14、79奪三振を記録。2度の故障離脱があったものの、マウンドに立ったときには安定したピッチングを見せた。契約条件の詳細は、来季が年俸700万ドルで、2025年は年俸1200万ドルの相互オプション(バイアウト150万ドル)。また、投球イニング数に応じて最大250万ドルの出来高が設けられており、10チームに対するトレード拒否権が含まれているほか、トレードされた際には100万ドルのボーナスを得られる条項も盛り込まれている。

先発の頭数を確保したいブリュワーズは、2021年シーズンを最後にメジャーでプレーしていない30歳の右腕、ジョー・ロスともメジャー契約で合意したようだ。「FanSided」のロバート・マレー記者が伝えている。ロスは2022年5月に自身2度目のトミー・ジョン手術を受け、今季はジャイアンツのマイナーでリハビリ登板しただけ。2016年にナショナルズで自己最多の7勝を挙げるなど、メジャー6シーズンで通算26勝を記録している。

また、19歳の有望株ジャクソン・チョーリオとの8年契約も正式発表。チョーリオは2031年までの8年間で8200万ドルを保証されており、2032年と2033年の契約は球団オプションとなっている。2つのオプションが行使され、チョーリオが出来高の条件もクリアした場合、10年間の総額は1億4250万ドルになることが報じられている。メジャーデビュー前のマイナーリーガーとしては、ルイス・ロバートJr.(ホワイトソックス)が2020年シーズン開幕前に結んだ6年5000万ドルを大きく上回る歴代最高額の契約となった。

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