福岡に星をつけ、優秀監督賞の勲章! 長谷部茂利監督が選手の成長を誇る 「その日だけでなく常に…」

Jリーグが5日に「2023 Jリーグアウォーズ」を開き、優秀監督にアビスパ福岡の長谷部茂利監督が輝いた。

今季の福岡はチーム史を大きく動かした1年に。ルヴァンカップでクラブ初のタイトルを掴み取ると、明治安田生命J1リーグではクラブの最高位を更新する7位で締めくくった。

2020年の就任初年度からJ1昇格に導き、その後もしっかりとしたチームを築き上げる長谷部監督は囲み取材に応対した。

「やはり華やかだし、受賞された方々の、もしくはお客さまの雰囲気もいいし、やったなと。選手たちも、審判な方たちも非常に良い顔をしているなと。晴れ晴れとした雰囲気で良かった」

雰囲気を楽しむ指揮官は今季のチームを振り返り、「(周りから)快挙、と思われるようなプレーを選手がしてくれた」と話した。

「その日だけでなく、常に成長し続けた。少しずつだが、上手になる、強くなるところを見せてくれた。また、支えてくれたコーチングスタッフとメディカルを含め、スタッフたちがよく後押しをしたと思う」

福岡からは奈良竜樹、井手口陽介、山岸祐也の3選手が優秀選手にノミネート。52歳の指揮官も笑みを浮かべ、誇らしそうに語った。

「嬉しい。認めていただいたなと。くじ引きで選ばれたわけではない。みなさんに認めていただいて、ここにいる。(ふさわしい選手は)ほかにもいますし、ほかのチームにもたくさんいると思うが、3名が選ばれて非常に嬉しい」

また、優秀監督賞という勲章については「励みという感覚よりも選手に立たせてもらった(という感じ)」と述べ、改めて周囲に感謝した。

「色々なカテゴリー、育成も勉強したし、子どもたちを育てながら、コーチも、ヘッドコーチも、トップチームで監督代行もした。J2にも落とした。水戸で作ったチームが評価され、福岡に行った」

「そこから右上がりに成績を出して、今がある。とにかく、そこでの出会いであったり、今までやってきた選手やコーチに感謝したい」

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