シェフィールド・ユナイテッドをプレミア昇格に導いたクリス・ワイルダー氏が2年9カ月に指揮官に復帰!

[写真:Getty Images]

シェフィールド・ユナイテッドは5日、新監督にクリス・ワイルダー氏(56)を招へいしたことを発表した。

2025年6月30日までの契約にサインしたワイルダー氏は、公式サイトで以下のようにコメントしている。

「簡潔に言えば、断ることのできないチャンスだった。2016年と同じように、このクラブが呼びに来たら、決して逃すことはできない」

「シェフィールド・ユナイテッドは私が愛するチームで、戻ってくることができて感動している。厳しいポジションにいることは理解しているけれど、自分なら変化を起こせると信じている」

「スティーブン(・ベティスCEO)から、戻って力を貸してくれないかという電話をもらったとき、考えるまでもなかったよ。このクラブが私にとってどんな存在であるかはみんな知っているし、今の課題は、現状を改善するための活路を見いだすことだ」

「アブドゥラー皇太子や理事会との関係は、ずいぶん前に修復された。前回の退任後、しばらく時間が経ってから、私たちは私たちは直接会って話し合い、友好的な結末を迎えた。今こうして監督として復帰し、再び一致団結していることを確認できたことは、プレミアリーグでのクラブの地位を向上させるために協力していく上で非常に重要なことだ」

現役時代に右サイドバックとしてブレイズで通算100試合以上に出場した経験を持つイングランド人指揮官のワイルダー監督。現役引退後はオックスフォード・ユナイテッドやノーサンプトンの指揮官を経て、2016年に古巣に指導者として帰還。

すると、就任1年目にリーグ1(イングランド3部)優勝に導き、2018-19シーズンにはチャンピオンシップ(イングランド2部)昇格2年目にして、2位でプレミアリーグ昇格に導いた。

13季ぶりに復帰したプレミアリーグでも特徴的なスタイルでプレミアリーグを席巻し、2019-20シーズンは9位フィニッシュと大きな注目を集めたが、2シーズン目となった2020-21シーズンは開幕から大苦戦を強いられると、2021年3月に成績不振の責任を取って辞任。

その後はミドルズブラやワトフォードで指揮官を務めたが、2023年3月にワトフォードの監督を解任されて以降はフリーの状態が続いていた。

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