【MLB】ドラフト全体1位指名権は2%を引き当てたガーディアンズが獲得 球団史上初

写真:ガーディアンズの全体1位指名権獲得は球団史上初

12月5日(日本時間6日)、MLBではドラフトロッタリーが行われ、来年のドラフト1巡目指名順位が確定した。

MLBでは従来、前年の勝率が低い順に上位指名権を得る「完全ウェーバー制」が採用されてきたが、2022年からはドラフトロッタリー制度が導入されている。ロッタリーではポストシーズンに進出することができなかった18球団が全体6位以内の指名権をかけて抽選が行う。

全体1位から30位までの指名順位は下記の通り。

1位 ガーディアンズ
2位 レッズ
3位 ロッキーズ
4位 アスレチックス
5位 ホワイトソックス
6位 ロイヤルズ
7位 カージナルス
8位 エンゼルス
9位 パイレーツ
10位 ナショナルズ
11位 タイガース
12位 レッドソックス
13位 ジャイアンツ
14位 カブス
15位 マリナーズ
16位 マーリンズ
17位 ブリュワーズ
18位 レイズ
19位 メッツ
20位 ブルージェイズ
21位 ツインズ
22位 オリオールズ
23位 ドジャース
24位 ブレーブス
25位 パドレス
26位 ヤンキース
27位 フィリーズ
28位 アストロズ
29位 ダイヤモンドバックス
30位 レンジャーズ

全体1位指名権を得たのは事前の当選確率が2%だったガーディアンズ。球団史上初の全体1位指名権獲得となる。18.3%と最も当選確率が高かったのはアスレチックス、ロイヤルズ、ロッキーズの3球団だが、この中で3位以内に入ったのはロッキーズのみ。

ロッタリーでは、①収益分配を受けている球団は2年連続で6位以内に入った場合翌年のロッタリーに参加できず、10位指名権以降になる、②収益分配を受けていない球団は6位以内に入った翌年のロッタリーには参加できず、10位指名権以降になる、というルールがあり、今年は前年に全体2位指名権を得ていたナショナルズが②のルールが適用されてロッタリーに参加せず10位指名となっている。同様に2年連続で6位以内に入ったアスレチックスは①のルールが適用されて来年のロッタリーには参加することができない。

また、メッツ、パドレス、ヤンキースの3球団はポストシーズン進出していないため本来ならば全体18位以内の指名権を得られる勝率だが、ぜいたく税の超過ペナルティによって最上位指名権が10位ダウンしている。

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