カブスが大谷争奪戦から脱落か ホイヤー編成本部長は明言を避ける

大谷翔平はジャイアンツの本拠地オラクル・パークやブルージェイズのスプリング・トレーニング施設を訪問したことが報じられており、日本時間12月6日にはドジャースのデーブ・ロバーツ監督がここ数日のあいだに大谷と面会したことを明言した。その一方で、大谷の移籍先候補の1つに挙げられていたカブスには「争奪戦から脱落した」との報道が出ている。米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者によると、カブスの上層部は大谷の価格に難色を示しているようだ。

ナイチンゲール記者はランクの高い関係者から聞いた話として、総額5億ドル以上とも言われる大谷の価格について、カブスが難色を示していることを伝えている。それを踏まえ、ナイチンゲール記者は「カブスは大谷争奪戦から脱落したようだ」とリポートした。

一方、「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者によると、カブスは大谷陣営から「移籍先の候補から外れた」と通達されたわけではないという。ヘイマン記者は「カブスが大谷争奪戦から脱落したという報道が間違っているという意味ではないが、大谷陣営から通達があったわけではない」とした。

さらに、ヘイマン記者は「大谷が最近、ブルージェイズやドジャース、その他の都市やチームについて好感触を持っているという話をしていた」との情報を伝えている。各チームを訪問し、契約交渉を行うなかで、それぞれのチームに対していい印象を持ったということだろう。ただし、これが移籍先の決定にどう影響するかは不明である。

なお、カブスのジェッド・ホイヤー編成本部長は「大谷陣営から何か最新情報のアップデートはあったか?」と問われ、「何もない。ゼロだ」と回答。「まだカブスは争奪戦に残っているのか?」との問いに対しては「コメントするつもりはない。ただし、現在のステータスに関する確認を受けたわけではない」と話すにとどめ、大谷争奪戦の現状に関する明言を避けた。

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