ブレーブスが新戦力左腕のマルコ・ゴンザレスをパイレーツへ放出

ブレーブスはマリナーズとのトレードでジャレッド・ケルニック、マルコ・ゴンザレス、エバン・ホワイトの3選手を獲得したあと、ゴンザレスについては来季の戦力として計算せず、再トレードを模索していることが報じられていたが、無事にゴンザレスのトレードが決まったようだ。日本時間12月6日、米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のジェフ・パッサン記者が伝えたところによると、ブレーブスはゴンザレス(プラス金銭)をパイレーツへ放出。トレードの対価として後日指名選手1名を獲得するという。

現在31歳のゴンザレスは2013年ドラフト1巡目(全体19位)指名でカージナルスに入団した技巧派左腕。2017年途中にタイラー・オニールとの若手有望株同士のトレードでマリナーズに加入すると、翌2018年に先発ローテーション定着を果たし、13勝9敗、防御率4.00をマークした。

翌2019年も16勝、60試合制の短縮シーズンだった2020年にも7勝を挙げるなど先発の一角として活躍を続け、2021~22年にも2年連続で10勝を記録したが、今季は左前腕を痛めて6月から長期離脱。結局10試合しか登板できず、4勝1敗、防御率5.22とメジャー定着後最悪のシーズンとなってしまった。

マリナーズは若手の台頭もあって先発の頭数が揃い、ゴンザレスは余剰戦力となっていたため、サラリーダンプも兼ねたトレードでゴンザレスをブレーブスへ放出。ブレーブスもゴンザレスを来季の戦力としては考えておらず、ブレーブス移籍からわずか2日後に今度はパイレーツへのトレードが決まった。

パイレーツはもともと先発の層が厚くないうえに、エースのミッチ・ケラーに次ぐ先発2番手という扱いだったヨハン・オビエドがトミー・ジョン手術で来季絶望に。先発投手の補強が急務となっていた。現状ではゴンザレスはオビエドに代わる先発2番手の見込み。4年契約の最終年を迎えるため、今後のキャリアを左右する重要な1年となるだろう。

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