エンゼルスがブルペン補強 右腕ガルシアと1年425万ドルで合意

米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者が報じたところによると、エンゼルスはパドレスからFAとなっていた救援右腕ルイス・ガルシアと1年425万ドルの契約を結ぶことで合意に至ったようだ。2021年から3年連続で2ケタホールドを記録するなど、11年間のメジャー生活で通算93ホールドをマークしているガルシア。クローザーのカルロス・エステベスにつなぐセットアッパーとして起用される可能性もありそうだ。

現在36歳のガルシアは今季パドレスで61試合に登板して59回2/3を投げ、2勝3敗、10ホールド、防御率4.07、53奪三振を記録。前半戦は33試合で防御率5.58と精彩を欠いたが、後半戦は28試合で防御率2.48と盛り返した。特に8月以降の22登板では防御率1.96の好成績を残し、9月以降に20勝7敗と怒涛の追い上げを見せたチームの快進撃に貢献した。

大谷翔平との再契約を目指す一方で、投手補強が大きな課題となっているエンゼルスにとって、ガルシアは今オフ2人目の補強となる。11月下旬にはドジャースなどで活躍した救援左腕アダム・コラレックと1年90万ドルで契約したことを発表。ガルシアがセットアッパー候補として期待される一方、コラレックはFAとなった左腕アーロン・ループの穴埋め要員だとみられる。

ガルシアの契約を加えると、エンゼルスのペイロールは現時点で1億5600万ドルとなり、今季の開幕時点と比較して5000万ドルほど少ない数字となっている。また、ぜいたく税のルールに基づく計算では、現時点のペイロールは1億6700万ドルとなり、ぜいたく税ラインまでは7000万ドルほどの余裕がある。2014年以来のポストシーズン進出を果たすためには、大谷の力が必要であるのはもちろんのこと、投手陣のさらなるアップグレードが必要だ。手元にある補強資金をどのように使うのか。ペリー・ミナシアンGMの手腕が問われることになる。

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