アストロズが2番手捕手を確保 カラティニと2年1200万ドルで合意

マーティン・マルドナードがFAとなり、今季急成長したヤイナー・ディアスを来季から正捕手に起用する方針を固めているアストロズが2番手捕手を確保した。日本時間12月6日、MLB公式サイトが関係者から得た情報によると、アストロズはブリュワーズからFAとなっていたビクター・カラティニと2年1200万ドルの契約を結ぶことで合意に至ったという。これにより、アストロズがマルドナードと再契約を結ぶ可能性は事実上消滅した。

現在30歳のカラティニはメジャー7年目の今季、ブリュワーズで62試合位出場して打率.259、7本塁打、25打点、OPS.710を記録。スタットキャストのデータによると、平均以上のフレーミング技術を持つ捕手であり、正捕手ウィリアム・コントレラスを支える2番手捕手としてブリュワーズ投手陣をサポートしていた。シーズン途中まではエース右腕のコービン・バーンズの専属捕手を務め、過去にはダルビッシュ有の専属捕手を務めていたこともある。

アストロズは今季23本塁打、OPS.846と急成長を遂げた25歳のディアスを来季から正捕手に起用する方針を固めており、マルドナードとの再契約という選択肢を含め、2番手捕手の補強が急務となっていた。デイナ・ブラウンGMは「基本的にはディアスを使っていく。大半の試合で捕手を務めることになるだろう。しかし、ときには休養も必要だ。ディアスを休ませることのできるバックアップ捕手が必要なんだ」と語っていたが、その役割を2番手捕手として複数のチームを渡り歩いてきたカラティニに任せることを決めたようだ。

なお、ブラウンGMによると、来季の外野については左翼チャス・マコーミック、中堅ジェイク・マイヤーズ、右翼カイル・タッカーを基本布陣と考えているという。伸び悩みが目立つマイヤーズにレギュラーポジション奪取のチャンスを与える方針のようだ。ヨーダン・アルバレスが左翼の守備に立つ際には、マコーミックを左翼から中堅にスライドさせるとみられる。今季のマコーミックに続いてマイヤーズが飛躍を遂げれば、アストロズ打線はさらに強化されることになりそうだ。

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