相模原・緑区でツキノワグマ捕殺 わなから逃れようと暴れ…近くには住宅、人身被害の危険

クマの出没注意を呼び掛ける看板(資料写真)

 神奈川県は6日、相模原市緑区小渕の樹林に設置されたわなにツキノワグマ1頭がかかり、殺処分したと発表した。

 県によると、クマは体長約1.5メートル、体重78キロの雄。同日午前にシカやイノシシを捕獲するためのわなにかかっているのを発見された。近くには住宅があり、クマがわなから逃れようとして暴れたため、人身被害の危険があったことから、やむなく殺処分した。

 クマがシカやイノシシ用のわなにかかる「錯誤捕獲」は本年度9件目。うち7件で殺処分となった。

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