【MLB】メッツのコーエンオーナー、先週日本で山本由伸と食事をしたと報道

写真:山本由伸©Getty Image​

今オフのMLBで、FA市場を騒がせているのが2人の日本人であることは疑いない事実だろう。大谷翔平と山本由伸の契約がどうなるか、連日多くの米メディアがその一挙一動を注視している。

そんな中、山本について驚きの情報が入ってきた。大富豪として知られるメッツのスティーブ・コーエンオーナーとデビッド・スターンズ野球部門最高責任者が先週訪日し、大阪で山本およびその家族と面会したというのだ。スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のウィル・サモン記者らが報じている。

また、ニューヨークの地元メディア「SNY」のアンディ・マルティーノ記者は山本らがフランス料理店で食事をしたとX(旧Twitter)に投稿。「素晴らしい話し合いができた」と語っていたようだ。

現在、山本を取り巻く状況は刻一刻と変化している。サモン記者によれば山本の獲得に本腰を入れていると見られるのはメッツに加えヤンキース、ジャイアンツ、ドジャース、ブルージェイズとほか2球団で、合計7球団。そんな中、コーエンやスターンズが訪日したのはスターンズいわく「オーナーの気持ちを示すため」だったようだ。

スターンズは会食の中で透明性を重要視し、山本の質問にはすべて答え、いかにメッツが彼に合っているかをアピールしたという。2023年こそ惨敗を喫し、売り手に回らざるを得なかったメッツだが、コーエンの資産を背景とした圧倒的な資金力はもちろん健在。チームは来季も優勝を目指す方針だ。また、お互いによく知る千賀滉大の存在も山本にとっては大きいかもしれない。

メッツが見せた本気に対して、山本が応えることはあるのだろうか。

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