エンゼルスがブルペン補強 右腕シンバーと1年165万ドルで合意

すでにアダム・コラレック、ルイス・ガルシアをブルペンに加えたエンゼルスがさらなるブルペン補強に動いたようだ。日本時間12月7日、MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者が報じたところによると、エンゼルスはブルージェイズからノンテンダーFAとなっていたサイドハンドのリリーフ右腕、アダム・シンバーと1年165万ドルで契約合意に至ったという。2021~22年には2年連続で70試合以上に登板して防御率2点台をマークした実績があり、貴重な戦力となりそうだ。

現在33歳のシンバーは2018年にパドレスでメジャーデビューし、インディアンス(現ガーディアンズ)、マーリンズを経て、2021年途中からブルージェイズでプレーしていた。2021年は72試合に登板して3勝4敗1セーブ、7ホールド、防御率2.26の好成績をマーク。2022年は自己最多の77試合に登板し、10勝6敗4セーブ、19ホールド、防御率2.80と安定した活躍を見せた。

今季もブルペンの一角として期待されていたが、シーズン序盤から右肩の状態が思わしくなく、4月下旬に故障者リスト入り。1ヶ月ほどで復帰したものの、6月中旬に再び戦列を離れ、そのままシーズンを終えた。結局22試合しか登板できず、0勝2敗1セーブ、1ホールド、防御率7.40と自己最悪のシーズンに。11月中旬のノンテンダー・デッドラインでブルージェイズから来季の契約をオファーされず、ノンテンダーFAとなっていた。

今季のエンゼルスは救援防御率がメジャー25位の4.88に終わるなど、ブルペンの不安定さは解消されず、チームの大きな弱点となっていた。今季50試合以上に登板したのはクローザーのカルロス・エステベスと左腕アーロン・ループの2人だけで、ループはFAに。エステベス以外はホセ・ソリアーノやベン・ジョイスといった若手を重要な戦力としてカウントしなければならない状況であり、ブルペンの補強が急務となっていた。コラレック、ガルシアに続いてシンバーをブルペンに加え、ペリー・ミナシアンGMは着実に補強を進めている。

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