Dバックスがエデュアルド・ロドリゲスと4年8000万ドルで契約合意

今季のナ・リーグ王者、ダイヤモンドバックスが先発補強に成功した。日本時間12月7日、MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、ダイヤモンドバックスはオプトアウト(契約破棄)の権利を行使してタイガースからFAとなっていた先発左腕エデュアルド・ロドリゲスと4年8000万ドルの契約を結ぶことで合意に至ったようだ。5年目は条件付きのオプションとなっており、そのオプションが行使された場合、5年間の総額は9900万ドルになるという。

現在30歳のロドリゲスはレッドソックス時代の2019年に自己最多の19勝を挙げるなど、2ケタ勝利5度&メジャー通算82勝の実績を誇るサウスポー。今季はタイガースで26試合に先発して152回2/3を投げ、13勝9敗、防御率3.30、143奪三振をマークした。キャリアを通して故障の多い選手でもあり、8年間のメジャー生活で規定投球回をクリアしたのは2019年の1度だけ(203回1/3)である。

ロドリゲスは2021年オフにレッドソックスからFAとなり、5年7700万ドルでタイガースと契約。昨季は5勝5敗、防御率4.05と不本意な成績に終わったが、今季好成績を残したため、オプトアウトの権利を行使してFAとなった。残り3年4900万ドルの契約を破棄したロドリゲスだが、先発投手の需要が高いという今オフの市場動向も追い風となり、契約総額でも年平均額でもそれを上回る契約を手にした。

ロドリゲスを獲得したことにより、ダイヤモンドバックスはザック・ギャレン、メリル・ケリーと合わせて強力な先発3本柱を形成することに。ポストシーズンで活躍した若手のブランドン・ファートもおり、先発投手陣は間違いなく今季よりグレードアップするだろう。

なお、ロドリゲスはレッドソックスからFAとなったときにクオリファイング・オファーを提示されているため、今オフは同オファーの対象とならず、ロドリゲスの移籍に伴うドラフト指名権の補償や喪失は発生しない。

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