地域の憩いの場にしようと長野市松代町に駄菓店を開いた女性がいます。
10円の駄菓子から…一番高い物でも150円!およそ70種類もの駄菓子が並ぶ、子どもにとってまさに夢の国です。
■中村美恵子さん
「イメージはみんなが気楽に集まれる。集った人が色々話をしながら帰っていく自然の触れ合い・世代間の交流ができるのがいいかなと駄菓子店を選んだ」
長野市松代町に今月オープンした「だがし家らそ」。子どもだけではなく大人も集まってきます。
「らそ」はスペイン語で「絆」を意味します。立ち上げたのは松代周辺に住む10人の有志。その一人が長崎県出身の中村美恵子さんです。中学時代から県内に住み結婚を機に松代町へ。40年間、障害者福祉の仕事に携わってきました。
■中村美恵子さん
「障害を持っている人は特別だというのは違うと気づいた。そういう人も自然に、色んな人がここに来て自然にその人を分かる、分かり合える場になればいいと思ってここにたどり着いた」
今は週3日の営業ですが来年春にはもう少し増やすつもりです。子ども食堂のような活動や2階の和室を開放するなどさらに交流の場を作りたいそうです。
■地元住民
「田舎でも干渉しないところがあるから、こういう所でちょっと一言話してそれに応えてもらえるという場所になればいい」
■中村美恵子さん
「気楽に立ち寄れる所、愚痴を言ってもいいし情報を得るとか、みんが元気になっていくといい。そうすると地域も盛り上がっていく」
誰もがほっと一息くつろげる。人とのつながりが生まれる昔懐かしい空間です。