ソト&グリシャム放出のパドレス イ・ジョンフ獲得に本格参戦か

フアン・ソトのパドレスからヤンキースへの移籍が決まり、2022年シーズンに韓国プロ野球のMVPに輝いた李政厚(イ・ジョンフ)の市場も本格的に動き始めそうだ。「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者は複数のチームがイ・ジョンフ獲得に興味を示していることを報じたうえで「パドレスはソトのトレード完了後、特に強い興味を示すだろう」と指摘。MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者によると、パドレスの補強リストの上位にイ・ジョンフの名前があるという。

ヘイマン記者は以前、パドレス、ジャイアンツ、ヤンキースをイ・ジョンフを獲得する候補として挙げていた。しかし、ヤンキースは連日のトレードでアレックス・バーデューゴ、ソト、トレント・グリシャムと次々に外野手を獲得しており、イ・ジョンフ争奪戦からの撤退が確実。ジャイアンツはピート・プティラGMがイ・ジョンフの韓国プロ野球での最終戦を直接視察に訪れるなど、イ・ジョンフ獲得に強い意欲を見せており、パドレスにとって強力なライバルとなるだろう。

また、メッツのデービッド・スターンズ編成本部長は今オフの補強ポイントとして投手陣のアップグレードに加えて「多くのプレー時間を担うことのできる外野手」の獲得を挙げており、守備力を向上させることのできる外野手としてイ・ジョンフとマイケル・A・テイラーの名前が浮上している。山本由伸争奪戦に注力しているとみられるメッツだが、山本争奪戦が決着すれば、イ・ジョンフ争奪戦に加わってくるかもしれない。

パドレスはソトとグリシャムをヤンキースへ放出したため、外野3枠のうち正右翼手のフェルナンド・タティスJr.しかレギュラーが固まっていない状況。ロースターの40人枠にはタティスJr.のほかに、ホセ・アゾカーしか外野手がおらず、レギュラークラスの外野手の補強が急務となっている。ザンダー・ボガーツ、マニー・マチャド、金河成(キム・ハソン)、タティスJr.など、主力打者には右打者が多く、不足気味の左打者という点でもイ・ジョンフはパドレスにフィットする人材と言えそうだ。

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