先発補強が急務のドジャース グラスノーやバーンズの獲得を狙う

大谷翔平の獲得を「最優先事項」に掲げる一方で、ドジャースには今オフ中に解決しなければならない大きな課題がある。トミー・ジョン手術から復帰するウォーカー・ビューラーと実績に乏しい若手ばかりで形成される先発ローテーションのアップグレードだ。一時はディラン・シース(ホワイトソックス)の獲得に乗り出していることが報じられていたが、ホワイトソックスはシースのトレード交渉を中断。しかし、ドジャースは引き続きトレード市場で大物投手の獲得を狙っているようだ。

米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者によると、ドジャースが先発投手を補強するためのプランの1つとしてコービン・バーンズ(ブリュワーズ)をトレードで獲得するプランが浮上しているという。メジャーデビュー前の有望株ジャクソン・チョーリオと長期契約を結ぶなど、「次の世代」に目を向け始めているブリュワーズは、1年後にFAとなるバーンズを今オフ中に放出する可能性が高いとみられている。

ブリュワーズは正遊撃手のウィリー・アダメスもバーンズと同時にFAとなるため、この2人をセットにしてドジャースへ放出し、プロスペクト(若手有望株)に加えて右ひざの大怪我から復帰してくるギャビン・ラックスを獲得するというプランも検討されているようだ。ローゼンタール記者は、ブリュワーズがラックスを獲得した場合、ラックスを二塁に置き、ブライス・トゥレインを二塁から遊撃に移すと予想している。

一方、地元紙「タンパベイ・タイムズ」のマーク・トプキン記者によると、ドジャースはタイラー・グラスノーのトレードについて、レイズに問い合わせを行っているチームの1つだという。故障リスクの高いグラスノーだが、ポテンシャルはエース級。来季の年俸が2500万ドルと高額なため、レイズは放出したがっており、今オフ中にトレードされるのは間違いないとみられている。なお、トプキン記者は、レイズがグラスノーのほかにマニュエル・マーゴとハロルド・ラミレスの放出も検討していることを伝えている。

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