庭のスイセン、ニラと間違えて食べる 横浜の70代夫妻が食中毒、下痢や嘔吐の症状

庭で栽培されていたスイセン(横浜市提供)

 横浜市は8日、青葉区に住む70代の夫妻が自宅の庭に生えていた有毒植物のスイセンを誤って食べてしまい、食中毒になったと発表した。下痢や嘔吐(おうと)などの症状が出たが、ともに軽症だった。スイセンの葉をニラと誤認して採取し、調理したという。

 市保健所によると、夫妻は先月30日朝、スイセンの葉を卵と一緒に炒めて食べ、直後に119番通報した。搬送先の病院から「食中毒が疑われる」と市に連絡があり、採取されたスイセンを調べた結果、有毒成分のリコリンなどを検出した。ニラはすぐ近くで栽培されていたという。

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