春高バレー男子代表足利大附 課題乗り越えて

春の高校バレー全国大会出場校特集、男子の足利大附属高校です。伝統ある強豪校同士の対戦となった栃木県予選の決勝では、足利大附が強さで押す攻撃力を生かして作新学院を破り、5年連続で全国大会出場を決めました。選手に全国大会にかける思いを聞きました。

栃木県予選では21年連続の決勝カード。両チームの対決は一瞬の隙も見せられないしびれる展開となり、足利大附は通算43回目の全国大会への切符を手にしました。

チームはこれまでにさまざまな課題を乗り越えてきました。3年生は今年は進路、受験に時間が割かれる選手が続出して4人が控えにまわり、キャプテンの大塚慶吾選手もそのひとりです。(大塚慶吾キャプテン「試験で大好きなバレーできないことが多く、キャプテンとしてチームのことを考えた」)

ふたつ目の課題はコロナ禍による経験不足。3年生は中学3年生の時に試合の経験が全くできず、高校に入っても声援を受けての試合は今回が初めてでした。試合本番でも大声援のなかコミュニケーションを取れるよう、普段から選手同士の意思疎通を大切にしていました。

全国大会の初戦は1月4日、対戦相手は徳島科学技術高校です。2年生中心のチームはエースのスパイク攻撃を軸に中央からのコンビネーションプレーを絡めて得点していきます。(エースの川田夢叶選手「今年は全国で1回も勝てていない。自分が中心となってプレーしたい」)

全員で課題を乗り越えたチームは全国でまず1勝を目指します。(大塚慶吾キャプテン「全国では、日ごろお世話になっている監督や保護者に感謝の気持ちを込めて戦いたいです」)

© 株式会社とちぎテレビ