メッツがブルペン補強 右腕ホルヘ・ロペスと1年200万ドルで合意

すでに1年契約でマイケル・トンキン、マイナー契約でカイル・クリックとアンドレ・スクラブを獲得しているメッツがさらなるブルペン補強に動いた。日本時間12月8日、MLB公式サイトでメッツを担当するアンソニー・ディコモ記者が関係者から得た情報によると、メッツはオリオールズからFAとなっていた右腕ホルヘ・ロペスと1年200万ドルの契約を結ぶことで合意に至ったという。2022年にオールスター・ゲーム選出を果たし、今季も61試合に登板した経験豊富な右腕がブルペンに加わることになった。

現在30歳のロペスはプエルトリコ出身で、2011年ドラフト2巡目(全体70位)指名でブリュワーズに入団。2015年にメジャーデビューすると、その後ロイヤルズ、オリオールズを渡り歩いたが、2019年に4勝9敗、防御率6.33、2021年にも3勝14敗、防御率6.07に終わるなど、先発投手としては大成できなかった。

しかし、2022年に本格的にリリーフへ転向すると、本領を発揮。前半戦の40登板で4勝5敗17セーブ、防御率1.62の好成績を残してオールスター・ゲーム初選出を果たし、夏場のトレードでツインズへ移籍した。結局この年は自己最多の67試合に登板して4勝7敗23セーブ、1ホールド、防御率2.54というキャリアハイのシーズンを過ごした。

今季はツインズのセットアッパーとして開幕を迎えたが、調子が上がらず、夏場にマーリンズへ放出。9月にはリリーバー補充のためにオリオールズに加わった。3チームを転々とした今季だったが、昨季のようなピッチングは見られず、61試合で6勝2敗3セーブ、10ホールド、防御率5.95と不安定なパフォーマンスに終始。9月末にオリオールズからDFAとなり、そのままFAとなっていた。

メッツは来季、守護神エドウィン・ディアスが故障から復帰するものの、彼につなぐセットアッパーを確立できていない状況。ロペスが2022年のようなピッチングを取り戻せば、セットアッパーとして勝ちパターンの継投の一角を担うことになるだろう。

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