釜石SW、逆襲のシーズンに挑む ラグビーリーグワン2部10日初戦

昨季4位からの巻き返しを期し、練習に汗を流す釜石SWの選手たち=11月、釜石市球技場

 ラグビーのNTTリーグワンは9日開幕し、2部の日本製鉄釜石シーウェイブス(SW、昨季4位)は10日、釜石市の釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアムで豊田自動織機シャトルズ愛知(同3位)との初戦を迎える。1部昇格の条件となるトップ3入りを目指し、スクラムを強化した。愛知戦は午後1時5分キックオフ。

◇  ◇

 釜石SWが逆襲のシーズンに挑む。昨季は不戦勝1試合を含め2勝8敗で6チーム中4位と苦戦。課題のスクラム強化を図り、選手たちは巻き返しに燃える。

 入れ替え戦で2部残留を決めた昨季は失点と反則の多さが目立った。レギュラーシーズンでリーグ最多485失点、反則113も2番目に多い。

 自分たちのミスから失点を重ねる「負のパターン」をどう抜け出すか。2016年に日本代表ディフェンスコーチを務めたネイサン・メイジャーをアシスタントコーチに迎え、個々のレベルアップや組織的なディフェンスの再構築を進めてきた。

 新たにニュージーランド出身のロックで身長201センチのハミッシュ・ダルゼルや、バックスで元日本代表のWTBヘンリー・ジェイミーらが加入し選手層は厚みを増す。

© 株式会社岩手日報社